コリンク徹底解説
体毛を光らせるオオヤマネコ
コリンクは、特にとがった耳、ネコ科らしい輪郭、合図に使う尾など、幼いオオヤマネコの特徴を取り入れている。電気は外から持ってきた道具ではなく、筋肉を収縮させて生み出す。図鑑の説明では、この仕組みが体毛の輝き、危険を感じたときの逃走、個体同士のコミュニケーションと結びつけられている。電気タイプを示すのに光線を撃つ必要はなく、緊張するだけで十分というわけだ。
日本語名のコリンクは、子どもや小さいものを表す「ko」と、オオヤマネコを意味する「lynx」を組み合わせたもの。コリンクはオオヤマネコの要素を残しつつ、行動の特徴である輝きを示す「shine」にもつながる響きを加えている。分類の「せんこうポケモン」も、同じ発想をまとめたものだ。
シンオウからパルデアへ
コリンクは、ルクシオやレントラーとともに第4世代で初登場した。シンオウのゲームでは序盤に捕まえられるでんきタイプとして活躍し、進化させれば冒険のかなり長い期間を手持ちに入れておけた。世代を重ねるにつれて、レベルアップで覚える技は調整されている。『スカーレット・バイオレット』ではレベル4ででんきショック、レベル8でじゅうでん、レベル12でかみつく、レベル16でスパークを覚える。序盤は特殊技でダメージを出し、そこからこうげきを軸にしていく流れだ。
一部の技を覚える方法も変わった。第4世代ではかみなりのキバがタマゴわざだったが、『スカーレット・バイオレット』ではわざマシンに収録されている。現在の技のレパートリーには、ボルトチェンジ、でんじは、エレキフィールド、3種類のほのお・こおり・でんきのキバも加わり、初期のコリンクより多くの状況に対応できる。
リトルカップでの狭い立ち位置
リトルカップでは、もっとも採用理由をつくりやすい特性がいかく。相手のこうげきを下げるので、物理アタッカーに対して少し余裕を持って繰り出せる。ボルトチェンジで主導権を維持し、でんじはで速い相手を止めることもできる。攻撃的な選択肢はとうそうしんだが、相手の性別に依存するため、条件が合わないと価値が落ちる。
役割を狭めているのは、防御と特防の34、すばやさの45、そしてじめんへの弱点。電気技はみずやひこうによく通るが、じめんタイプの相手には無効化され、そのまま交代を迫られる。かみくだくはエスパーやゴーストタイプを補完し、3種類のキバはじめん、くさ、はがねなどへの対策になるものの、どれも単独で耐久不足を解消できるわけではない。
ルクシオが来るまで
通常の冒険では、でんきショックを覚えてからスパークとボルトチェンジが使えるようになるまでの期間に活躍させるといい。じゅうでんで有利なターンを準備することはできるが、耐久の低いポケモンで1ターン使うのは割に合わないことが多い。スパーク、かみつく、その後のワイルドボルトがそろうと物理型の意味が出てくる。とくこう40では、10まんボルトやかみなりを軸にする理由は薄い。
レベル15での進化は早く、タイプを変えずに戦力を底上げできる。ルクシオは電気と物理を軸にした方向性を保ち、レントラーはさらに高い攻撃力で進化系列を締めくくる。こうしてコリンクは、捕まえやすく、冒険中のみずやひこうへの対策として序盤に役立ち、相手が強くなるほど適性を失っていく、学習段階のポケモンとして位置づけられる。