ユキカブリ徹底解説
ユキカブリのような木と、歩くイエティ
デザインの基礎にあるのは雪に覆われた針葉樹だが、イエティの特徴も加えられている。頭上は凍った樹冠を思わせ、頭部の形は山の峰を連想させる。手は円すい形のまとまりで作られ、お腹の白い木の実は植物と寒冷な気候のつながりを強調している。動かない植物には見えない。図鑑の説明では、人間の足跡を追い、集落へ近づく好奇心旺盛な生き物として描かれている。
英語名のSnoverは、雪を意味する「snow」と、雪に覆われるイメージを組み合わせた名前。日本語名はユキカブリで、「雪」と、頭を覆ったり何かをかぶったりすることに関係する言葉から作られている。体に雪の外套をまとっているように見えるシルエットによく合った名前だ。
種族を象徴する雪
第四世代で初登場して以来、ゆきふらしはユキカブリと*ユキノオー*の個性を決めてきた。しばらくのあいだ、この特性を持つ種族はこの2匹だけだったが、のちにほかのポケモンも使えるようになった。自分で起こす天候によって、こおりタイプの技、とくにふぶきを自然に採用できるのも特徴だ。
ポケモン図鑑の説明は、ユキカブリの行動を少しずつ広げてきた。最初は山での暮らしと、氷のような食感をした木の実が中心だった。その後、季節による移動や、湿気を吸収して体温を低く保つために脚を雪へ埋める習性が加わった。ガラルではさらに*ダルマッカ*との関係が描かれ、*ユキノオー*が追い払っているあいだに、ダルマッカが木の実を食べるようすが登場する。
無理をさせずに活かす方法
通常のプレイでは、旅の中盤にサポート役として使うのが向いている。くさ・こおりの組み合わせが、みず、じめん、くさタイプへの有効な答えになる時期だからだ。はっぱカッターとこおりのつぶてで2つの攻撃面を補い、ギガドレインで回復しながら、くさタイプに弱い相手へダメージを与えられる。ゆきふらしが発動していれば、ふぶきの価値も上がる。
ほのお、かくとう、いわ、はがねタイプのアタッカーの前には出さないほうがいい。すばやさ40では先手を取れると期待できず、ぼうぎょ50も強力な物理攻撃には耐えられない。つるぎのまいで物理型を狙えるが、安全に使えるターンが必要になる。リーフストームは特殊側の火力を高められる反面、使ったあとにとくこうが下がる。
リトルカップでの居場所
もっとも活躍させやすいのは、進化させていないユキカブリを使うリトルカップだ。そこでのゆきふらしは初手から圧力をかけ、相手の選出を縛る。ふぶき、ギガドレイン、こおりのつぶての組み合わせによって、攻撃、回復、弱った相手の処理をこなせる。あられで相手が削られていくあいだに、やどりぎのタネでさらに消耗させることもできる。
競争相手は、寒冷な天候を起こしつつ、追加のサポートもこなせるポケモンたちで、たとえばアマルルガがいる。ユキカブリはギガドレインによる回復と、こおりのつぶてによる先制攻撃で差別化できる。それでも、弱点を突いてくるかくとう、いわ、はがねタイプへの対策は必要になる。