ユニラン徹底解説
生物の形をした細胞
この進化ラインのデザインは、細胞生物学を中心に組み立てられている。内部の球体は核、緑色の物質は細胞質、体内に見える要素は細胞小器官として機能している。頭部を分ける線は、細胞分裂の際に現れる分裂溝も思わせる。後の進化段階では、この発想が単独の細胞から、より複雑な分裂と集合の形へと広がっていく。
宇宙空間の真空で生きられる能力は、極限環境微生物や、クマムシのように非常に厳しい条件に耐えられる微小動物と結びつく。特定の動物をもとにした生き物ではなく、細胞そのものをキャラクターにした存在だ。小さく、丸く、液体の層に守られている。
ひとつの細胞を表す名前
英語名のSolosisは、「solo」と、減数分裂や有糸分裂のような細胞分裂に関係する語を組み合わせたものだ。日本語名のユニランは、「ひとつ」を連想させる接頭辞「uni-」と、卵や卵細胞を意味する「ran」を組み合わせている。単独の存在というコンセプトは、デザインにも名前にも表れている。
イッシュから後のゲームへ
ユニランは第五世代で初登場し、それ以来、進化先が分岐しない進化ラインを保っている。最初がダブラン、次がランクルスだ。同世代で自然に比較されるのはゴチムである。両方のラインは構造が対になっており、エスパータイプを共有し、レベル32で進化し、レベル41でもう一度進化する。最終進化形は対照的なコンセプトを表していて、細胞と融合に対し、もう一方はゴシック調で人型に近いイメージになっている。
技のレパートリーにも、行動するまでに時間が必要なエスパータイプの生き物という発想が残っている。わざマシンでトリックルームを覚えるほか、サイコショック、サイコキネシス、みらいよち、めいそう、じこさいせいも使える。通常のプレイでは、じこさいせいでHPを維持しつつ、レベル32まで進化させずに育てるほうが、未進化のまま長期戦を無理に続けるより役立つことが多い。
すばやさ20を活かすには
リトルカップでは、トリックルームを発動してから特殊技で攻撃するのが最もわかりやすい運用になる。マジックガードによって間接ダメージをあまり気にせず繰り出せるが、直接攻撃からは守れず、HP45とぼうぎょ40、とくぼう50も補ってくれない。ひかりのかべとリフレクターで1ターン多く動ける場面を作り、まもるで相手の出方を確認することもできる。
トリックルームの外では、すばやさ20のせいで行動する前に攻撃を受けることが多い。むし、あく、ゴーストタイプは直接的な脅威で、物理技はこうげき30とぼうぎょ40という防御面を特に厳しく突いてくる。採用する理由はとくこう105にあり、それ以外の能力値は、遅さを前提にしてターンを組み立てることを求めてくる。