タマザラシ徹底解説
ヒゲのある球体
デザインはアザラシとボールを組み合わせたものだ。丸い形をしているため、歩くよりも転がりやすく、毛皮と皮下脂肪はアザラシが寒さに適応していることを思わせる。小さなヒレ、牙、丸い耳が加わり、幼い海棲哺乳類らしいシルエットに仕上がっている。拍手をする習性は図鑑の説明に直接登場するもので、うれしいとき、そして特に仲間と一緒に食事をするときに拍手する。
英語名は sphere と seal、「球体」と「アザラシ」を組み合わせたものだ。日本語名のタマザラシも、たまの「球」と、あざらしの組み合わせになっている。どちらの名前にも同じ発想が見られるため、体の形はデザイン上の脇役ではない。
ホウエンから広い氷原へ
タマザラシは第三世代で、トドグラーとトドゼルガとともに登場した。進化しても、系列全体でみずタイプとこおりタイプを保つ。世代を重ねるにつれて、入手できる作品や覚えられる技は変化してきた。『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、レベルアップでころがる、こなゆき、みずのはどう、ねむる、アクアブレイク、れいとうビーム、ふぶきを覚える。転がる動きと、2つのタイプを中心にした構成だ。
この種族はゲーム、アニメ、マンガ、カードにも登場しており、その多くは氷や水、あるいは何匹もの個体が一緒に転がる場面と結びついている。映像作品でも、図鑑の説明と同じ特徴が繰り返し描かれる。転がって移動するのは一時的な変わった行動ではなく、地形を進むための通常の方法なのだ。
丸い体の代償
パールルと比べると、その立ち位置がわかりやすい。どちらも水中の環境に属し、特殊攻撃を中心にした型にできるが、タマザラシは特攻が低い代わりにHPが高い。その追加の耐久力だけで、壁役になれるわけではない。防御50と特防50は控えめな数値で、素早さ25ではバトルの流れを握れない。
あついしぼうはほのおとこおりとの対面を有利にし、アイスボディはあられの中でHPを回復できる。活用するなら、そのどちらかの役割に絞り、すべてをこなそうとしないほうがいい。れいとうビームは安定した特殊攻撃で、アクアブレイクはみずタイプを補い、ねむるは安全に使えるターンを確保できれば場に残る時間を延ばせる。ふぶきは威力が高いものの、有利な条件がないときは安定性の低い選択肢になる。
進化前の使い方
ストーリーでは、タイプ弱点を突いてこない相手に出し、みず技やこおり技で自分のタイプ一致による追加ダメージを活かすといい。でんき、くさ、かくとう、いわタイプの攻撃を使う相手の前には出さず、素早さ勝負に勝てるとも考えないほうがいい。ねむるは、相手が交代を強いられているときや、すでにタマザラシが相手を弱らせたあとに使うと効果的だ。
リトルカップでは、HP70、アイスボディ、消耗戦向けの技を組み合わせることで、あられへの明確な対策を持たないチームを苦しめられる。それでも、ほかのみずタイプのポケモンには、より高い火力や素早さ、扱いやすい防御性能を持つものがいる。タマザラシの強みは、はっきりした用途と、こおりタイプの技を早い段階から使えることにある。レベル32になってトドグラーへ進化するまでのつなぎとして活躍するポケモンだ。