ニャオハ徹底解説
葉と鳴き声のあいだにある名前
英語名は、小枝や新芽を意味する「sprig」と、子猫を意味するスペイン語の「gatito」を組み合わせたもの。ネコのような体つきや、植物に近い成分でできた体毛という図鑑説明にも合っている。日本語名のニャオハは Nyahoja と読め、ニャーという鳴き声と、スペイン語の「hoja」、さらに葉に関係する漢字の葉を組み合わせている。英語名を訳したものではないが、ネコと植物を結びつける構成は共通している。
役割を変えていく進化ライン
進化後もネコ科動物というモチーフは残るが、各段階で小さな飼い猫の姿からは離れていく。ニャオハは芽生えと初期の成長を表し、ニャローテは若いネコ科動物の身軽さを保ち、マスカーニャは仮面をつけた奇術師のイメージを発展させる。この流れは対戦にも表れている。最初の姿は相手を削って主導権を取る道具を持ち、最後の姿になると攻撃性能が大きく高まる。
リトルカップでできること
素早さ種族値65によって、対戦の序盤から相手に圧力をかけられる。攻撃種族値61もあるため、ひっかく、でんこうせっか、タネばくだん、とんぼがえりは形だけの攻撃にはならない。数値を活かすなら物理型が向いているが、防御より特防が低い相手にはエナジーボールが有効だ。とんぼがえりは主導権を維持するのに特に役立つ。場に出て相手の対応を引き出し、予想される攻撃をより受けやすい味方へつなげられる。
へんげんじざいは最初の技選びを重視させるが、常時使える防御手段として扱うべきではない。使った技のタイプに変われば、そのタイプ一致補正を得て耐性も変わるものの、その発動後は再び単くさタイプに頼ることになる。しんりょくは派手さに欠けるが、HPが大きく減ったときに直接機能する。まさにそのタイミングで、このは、タネばくだん、エナジーボールが強化される。
ほかの幼いポケモンに対する限界
問題は技が少ないことではない。こうそくいどう、わるだくみ、みがわり、まもる、やどりぎのタネ、ふいうちに加え、シャドークロー、じゃれつく、どろかけといった補完技も持っている。問題は、それらを活かすのに十分な火力と耐久を同時に確保しにくいことだ。HP40と特防45では、等倍攻撃を何度も受けながら場に出続けることはできない。ほのお、こおり、どく、ひこう、むしタイプへの弱点も、安全な交代先を少なくしている。
そのため、単独で相手を全抜きするアタッカーや壁役より、圧力をかける駒として使うほうが向いている。通常のプレイでは、序盤の道路で十分に活躍する。素早さとくさ技が、みず・じめん・いわタイプの相手に刺さるからだ。長期戦では、レベル16でニャローテに進化することで、できることがすぐに増える。