セグレイブ徹底解説
背中の剣
デザインは、獣脚類を思わせる恐竜と、古い古生物学のイラストによく登場する、背中に帆のようなひれを持つ先史時代の動物を組み合わせている。背中の刃は単なるとさかではなく、きょけんとつげきによって、その構造自体が戦闘スタイルの中心になる。この発想は日本語名のセグレイブにも表れている。「せ」は背中、「glaive」は剣に似た長柄武器を指す。
英語名のBaxcaliburは、「back」と、アーサー王に結びつく剣Excaliburを組み合わせたものだ。中世の騎士を意識した名前ではなく、背中を巨大な刃として見せる発想に由来している。その進化系統にはメガシンカ形態も含まれており、背中の剣というコンセプトをさらに押し進めている。
セビエの最後の脱皮
系統はセビエから始まる。最終進化の重厚さはまだ感じさせない小さな生き物だ。セゴールが中間段階にあたり、二足歩行する爬虫類のシルエットを整えていく。レベル54に達すると、背中が成長してセグレイブの主な攻撃手段になる。
第9世代の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で登場した。その後の展開ではメガシンカ形態が追加されたが、基本的な個性は変わらない。恐竜の体、溶岩を凍らせるほどの呼吸、そして背中の刃を利用した攻撃だ。図鑑の説明でも、息で相手を凍らせ、背中の一撃でとどめを刺すという2つの具体的な行動が繰り返し描かれている。
ほかの物理アタッカーとの比較
直接的に比較しやすいのはパオジアンだ。こちらも物理火力に特化したこおりタイプのアタッカーである。パオジアンはすばやさに優れ、すぐに圧力をかけたい攻撃的なチームに組み込みやすい。セグレイブはHPとぼうぎょで上回り、りゅうのまいも使えるため、初期状態のすばやさだけで勝負を決める必要がない。
カイリューも比較対象としてわかりやすい。どちらもドラゴンを含み、物理型として高い性能を持ち、積み技から全抜きを狙える。ただし、セグレイブはこおり技とねつこうかんを軸にした戦い方により集中している。カイリューには場に出てから相手を仕留める別の手段もあるが、セグレイブは先にチームでフェアリータイプとはがねタイプを処理しておく必要がある。
活かし方
ストーリーでは、フェアリーやはがねで反撃できない相手にぶつけるといい。りゅうのまいを使ったあとのターンは動きが大きく変わり、じしんによってはがねタイプにもただで入らせない。ねつこうかんを利用して、味方に向けられたほのお技を受けることもできるが、そのあと相手からかくとう技やドラゴン技が飛んでくるなら、無理にその交換を狙うべきではない。
高難度の戦闘では、りゅうのまいとつるぎのまいのどちらを選ぶかは、何を優先するかで決まる。攻撃的なチームを掃除するならすばやさ、耐久のある相手を崩すならこうげきが必要になる。つららばりは連続攻撃で圧力をかけられ、きょけんとつげきは追加効果を利用されない相手を倒すのに向いている。フェアリー、はがね、そして自分より速い相手がそろったチームに早い段階で出すと、せっかくの高いこうげきもセグレイブを生き残らせるには足りない。