ズガドーン徹底解説
爆発する頭
ズガドーンのデザインは、サーカスの芸人のような体と、火花で形作られた頭部を組み合わせている。人に近づいて驚かせてから生命エネルギーを奪う姿は、悪いピエロというモチーフによく合っている。爆発する頭部は、花火や照明弾、破裂する風船も思わせる。日本語名のズガドーンは、頭が「ドーン」と爆発することに関係した擬音として理解できる。英語名は爆発を意味するblastと、脳や脳髄を意味するencephalonに由来する。
2つの顔を持つウルトラビースト
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』で、ウルトラホールからやって来た生き物として初登場した。バージョンによって入手方法が異なり、ウルトラサンでは捕獲し、ウルトラムーンでは交換で手に入れる。その後、『ポケットモンスター ソード・シールド』に『冠の雪原』のアップデートで再登場した。そこでは新しい図鑑説明は追加されなかったが、特殊アタッカーとしての個性は保たれ、技教えでワイドフォースも習得できるようになった。
タイプの組み合わせには、特殊攻撃を得意とするほのお・ゴーストタイプのシャンデラとの共通点がある。ズガドーンはシャンデラより素早さが高く、特攻も上だが、シャンデラは別の耐久配分と、繰り出しては引く動きにそれほど依存しない戦い方を持つ。ゲンガーも同じ攻撃的な枠を争うが、タイプの組み合わせと補助技は異なる。ムウマージと比べると、脆い特殊アタッカーという方向性は同じものの、目先の圧力では劣る。
ブーストを活かす方法
もっとも素直な使い方は、味方が相手の交代を誘ったあと、または交代技を使って繰り出すことだ。かえんほうしゃは圧力を維持しやすい安全な選択肢で、シャドーボールはほのおを半減する相手を攻撃し、だいもんじは特定の相手を確実に倒したいときに役立つ。相手のHPが削れていれば、ビーストブーストによって最初の1体の撃破から連続撃破につなげられる。
こだわりメガネはパーティを崩す力を高め、こだわりスカーフはより速い脅威の上を取るために使える。めいそうは受け身なパーティに対して有効だが、耐久の低いズガドーンには、積むための隙を相手がなかなか与えてくれない。みがわりは予想しやすい交代に対して有効で、状態異常から守ってくれることもあるが、ただでさえ53しかないHPをさらに減らしてしまう。
花火の代償
いわ弱点のせいで、設置技がある状態での繰り出しはつねに難しい。先制技や、より素早いポケモンにも苦戦しやすく、素早さ107でも攻撃的な環境のすべてに先手を取れるわけではない。みず、じめん、ゴースト、あくに対しては慎重に動く必要があり、防御53のせいで読みを外したときの危険も大きい。ビックリヘッドは相手を壊すための技であって、考えなしに連発する技ではない。反動によって、自分自身の爆発の代償を最後に支払うことになる。