ホゲータ徹底解説
熱でできたワニ
デザインの出発点はワニの子どもだが、ほかの似たポケモンに見られる細長く筋肉質なシルエットは避けている。低い体つき、明るい色のおなか、四角いうろこによって、成長した動物というより爬虫類のおもちゃを思わせる。炎の房は頭の上にある切れ目から伸びており、小さな炎袋から漏れ出すエネルギーを表している。赤い体色はピーマンやトウガラシとして見ることもでき、パルデアの食文化を思わせるデザイン上のつながりにも合っている。
進化するたびに系列のスケールは変化する。アチゲータはワニの基本要素を残す一方、ラウドボーンでは、骨格、歌、どくろのモチーフが発展する。ホゲータの明るい色の顔は、その最終形態を控えめに予告する要素として機能しているが、まだゴーストのような存在にはなっていない。
2つの名前にあるスペイン語圏のルーツ
英語名のFuecocoは、見た目とタイプを直接表す2つの要素、fireとcrocodileを組み合わせた名前だ。こねた解釈を必要とせず、「fue」はfireを、「coco」はcrocodileの冒頭を連想させる。パルデアの複数のポケモンの名前に見られる、スペイン語圏の要素を取り入れる方針にも合っている。
日本語ではホゲータと呼ばれ、ローマ字ではHogatorとなる。「gator」はalligatorやワニのイメージに結びつくが、前半部分の正確な由来は定められていない。日本語名は、英語名のfireとcrocodileの組み合わせをそのまま再現せず、同じ爬虫類の連想を伝えている。
遅れて登場した系列
ホゲータは第9世代で、ニャオハ、クワッスとともにパルデアの御三家の1匹として登場した。過去の世代に前段階はなく、昔の登場から受け継いだ技もない。ポケットモンスター スカーレット・バイオレットで冒険の最初の仲間として手に入り、3段階の進化系列を進むところから、その来歴が始まる。
進化してもほのおタイプは維持される。最終形態ではゴーストタイプが加わるが、ホゲータとアチゲータにはその組み合わせはない。そのため、前者は冒険中に扱いやすいほのおタイプのアタッカーとして機能し、超自然的な要素は系列の終盤に残されている。
パルデアでの活かし方
ストーリーでは、遅い特殊アタッカーとして使うのが最も得意。ひのこは序盤の戦闘を支え、やきつくすは威力が上がってからダメージを伸ばし、かえんほうしゃは重要な戦闘で安定した選択肢になる。あくびはすぐに倒せない相手からターンを得るのに役立ち、バークアウトは特殊アタッカーから受ける圧力を下げられる。
特攻63は攻撃45を明確に上回るため、フレアドライブやのしかかりよりも、ハイパーボイス、かえんほうしゃ、だいもんじのような技を優先したい。だいもんじは威力110に達するが、命中率とPPの少なさから、決定打として温存する技だ。素早さ36では多くの相手に先手を取られることを受け入れなければならないため、まもる、おにび、なまけるで、直接殴り合う価値がない場面の時間を稼げる。
リトルカップでは、てんねんによって相手の能力ランク上昇を無視でき、積み戦術への具体的な対策になる。それでも特防40と、水・じめん・いわへの弱点があるため、繰り出す場面は慎重に選ぶ必要がある。素早さで相手を一掃するより、最初の一撃を耐えて削っていくことで性能を発揮するポケモンだ。