エリキテル徹底解説
太陽光パネルとして機能するトカゲ
デザインの出発点は、首のまわりに膜を広げることで知られるエリマキトカゲだが、エリキテルはそれを頭の両側に配置し、体の中心的な特徴にしている。図鑑では、その構造に光を受けると電気を生み出せる細胞が含まれていると説明される。その結果、食事の代わりに太陽エネルギーで活動する爬虫類らしい生き物になった。黄色い体色と直立した姿勢が、小さな歩く発電機という印象をさらに強めている。
英語名とスペイン語名は、太陽を意味する「Helio」と、爬虫類を意味する「reptile」を組み合わせたものだ。日本語名のエリキテルは、電気、エリマキトカゲ、そして輝く・照らすことに関係する日本語の「照る」を思わせる要素を組み合わせている。隠された語源というより、種族を特徴づける仕組みをそのまま名前で表している。
太陽とともに加速する進化系列
エリキテルは第六世代に登場し、最初から進化条件はシンプルだった。たいようのいしを使うだけで、レベルやなつき度、事前の技習得を要求せずにエレザードへ進化する。どちらもでんき・ノーマルタイプを維持するため、進化しても攻撃面と防御面の個性は変わらない。ただし、対戦向けの数値はエレザードのほうが高くなる。
第七世代では地域図鑑に固有の登録がなかったが、一部の作品では交換やタマゴによって入手できた。第八世代ではガラル図鑑に再登場し、この世代にあたる作品がソード・シールドだ。覚えられる技も変化しており、第六・第七世代の環境では、なみのり、ボルトチェンジ、サポート技などを使えた。一方で、その役割は一貫してかんそうはだと素早さに依存していた。
進化前に活躍させる方法
ストーリーでは、みず技に後出しして、かんそうはだでHPを回復する動きが最も得意だ。その後、ボルトチェンジで主導権を維持したり、10まんボルトで安定したダメージを与えたり、でんじはで次に出てくる相手を遅くしたりできる。なみのりは、でんき技を無効にするじめんタイプのポケモンへの対策として特に便利だが、物理火力も耐久力も低いため、必要以上に場に残す理由はない。
晴れ状態では注意が必要だ。サンパワーは特殊攻撃の圧力を高めるが、時間が経つほどHPを削っていく。さらに、暑さはかんそうはだにも悪影響を与える。すながくれは砂あらしのときにしか役立たず、それだけで全体的な脆さを補えるわけではない。低レベル帯で使うなら、長い殴り合いに耐えるポケモンではなく、サポート寄りのアタッカーとして扱うのがよい。
小型のでんきタイプの中での立ち位置
リトルカップでは、素早さ、かんそうはだ、なみのり、そしてタマゴ技のへびにらみを組み合わせて、限られた居場所を得た。でんきタイプのポケモンをまひ状態にできるため、でんじはではできない仕事をこなせる。また、交代を利用してみずタイプに後出しすることも可能だ。問題は、防御33とHP44によって、多くの等倍攻撃にも弱いことだ。でんき・ノーマルの組み合わせも、ほかの小型でんきタイプほどの防御面の強みを与えてくれない。
*チョンチー*は耐久力とみずタイプ由来の便利さで勝り、*コイル*ははがねタイプによってより多くの攻撃を受けられる。エリキテルには、なみのりと素早さという長所が残るが、交代のタイミングを正確に見極め、かくとう技を避けなければならない。太陽の石でエレザードになるずっと前から、機動力と脆さのせめぎ合いがその使い方を決めている。