イエッサン徹底解説
感情から生まれた使用人
イエッサンのデザインは、家事をこなす人型の使用人と、家を守る精霊のイメージを組み合わせている。オスのすがたは執事、メスのすがたはメイドを思わせ、見た目の違いは図鑑で語られる行動の違いにもつながっている。角は飾りではなく、近くにいる相手の感情を感じ取る感覚器官として機能する。
英語名は「indeed」と、同意を示す表現「yes indeedy」に由来する。どちらも、相手に従うような態度と相性がいい。日本語名のイエッサンは英語の「yes」を残し、日本語でよく使われる敬称の「〜さん」を加えたものだ。使用人というテーマはタブンネにも見られるが、イエッサンはその要素を聴覚ではなく、感情を読み取る能力へと向けている。
2つのすがた、2つの役割
オスとメスのすがたは、実戦での役割が同じではない。オスのすがたは攻撃寄りのサポートに向いており、特攻105と素早さ95を活かして、サイコキネシス、ワイドフォース、チャームボイスで圧力をかけながらサイコメイカーを維持できる。メスのすがたはダブルバトルでのサポート役として使われることが多く、トリックルーム、てだすけ、まもるによって、味方が決定的なターンに攻撃したり、生き残ったりするのを助けられる。
この分担は、ガラル地方のポケモンで、性別による違いがはっきりしている別の種族、ニャオニクスを思わせる。どちらも種族名だけを見て、すがたの違いを考慮しないと、実戦での使い方を正しく把握できない。
ガラルのあとに変わったこと
イエッサンは第8世代で、2つのすがたが区別された状態で登場した。その後、『スカーレット・バイオレット』にも登場し、サイコメイカーを使うポケモンとしての個性を保ちながら、ダブルバトルの環境で新しいサポートの組み合わせを得た。メスのすがたには、当初わざマシンでトリックルームを覚えられないという制限があったが、アップデートで修正されたという重要な変更もある。
この点は、メスのすがたが今もはっきりした役割を持てる理由のひとつだ。トリックルームを展開し、てだすけで味方を強化したり、適切なタイミングで相手の行動を止めたりできれば、自身が大きなダメージを与えなくても十分に役立つ。
チームでの組み合わせ
最も自然な相方は、サイコメイカーの恩恵を受け、先制技を苦手とするアタッカーだ。グレンアルマはその条件に合っている。イエッサンが場を整え、てだすけやトリックルームで支援する間に、相方が生まれたターンを活かして攻撃できる。シングルバトルでは、物理防御の低さと、実用的な技範囲の狭さが足を引っ張る。あくとむしに弱点を突かれやすく、特防の高い相手にはサイコキネシスを耐えられやすい。
アタッカーとして使うなら、ワイドフォースで勝負を決めるターンまでサイコフィールドを温存したい。サポート役なら、まもるで場に残り、てだすけによってより強力な味方を本命の脅威にできる。せいしんりょくはひるみを防ぎ、シンクロはどく、まひ、やけどを相手にも返す。サイコメイカーこそが、この種族の役割を本当に変える特性だ。メスのすがたはレベル50でトリックルームを覚え、オスのすがたはレベル55でとっておきを覚える。