マンキー徹底解説
借りものの鼻をしたマカク
英語名と日本語名は同じマンキーで、バージョンによる変化もない。もっともよく受け入れられている分解は、man または mad と monkey を組み合わせ、さらに「汚い」「質が悪い」を意味する口語英語の形容詞 manky も掛けたものだ。デザインの元になったのはブタオザルで、平たい鼻と分類名はそこから来ている。ただし、丸い体つきとものをつかめる尾は、新世界ザルのほうに近い。
日本語では、性格に関する部分を進化先に任せている。オコリザルはokoru(怒る)とsaru(サル)を合わせた名前で、感情を抑えきれなくなったあとに初めて怒りを明言する。マンキーはそのまま音のしゃれを受け持っている。
怒りを仕組みに変える
この種の3つの特性は、同じ発想を3方向から描いている。第3世代で特性が導入された当時から持っていた唯一の特性やるきは、眠らなくするものだ。落ち着けない動物としては筋が通っている。その後に登場したいかりのつぼは、急所に当たると攻撃を最大まで上げる。ほとんどの場合、都合のいい場面では発動しない運任せの特性だ。実際に使われるようになったのは、隠れ特性のまけんきである。
第9世代では、その発想を最後まで押し進めたコノヨザルが登場した。かくとう・ゴーストタイプで、進化条件は文字どおり怒りの攻撃を積み重ねること。こうして系統は2段階から3段階になった。マンキー自身への影響は小さく、今もレベル28で進化するが、育てる価値の見られ方は変わった。
普通に旅パで使うなら
第1世代ではカントーの5番、6番、7番、8番道路に出現した。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、南パルデア地方の1番エリアと5番エリア、西パルデア地方の1番エリアに生息している。早めに捕まえれば、はっきりした穴を埋められる。レベル22までは、レベル12で覚えるちきゅうなげよりよい技がない。この技は使うポケモンのレベルと同じダメージを与えるので、どんな状況でもまったく同じ働きをする。レベル22のクロスチョップが本当の転機だ。
その後の技の曲線は妙になる。レベル29のあばれるは威力120のノーマル技だが、使うと混乱する。レベル44のげきりんも同じことをドラゴンタイプで行う。レベル48のいのちがけは、残りHPと同じダメージを与える代わりに自分がひんしになる。HPの種族値が40しかないため、この技の使い手としては図鑑全体でも最悪級だ。レベル40のじならしは、それまで持っていなかったじめんタイプの攻撃範囲を補う。
カントーのほかのかくとうタイプと比べると
カントーのかくとうタイプは、同じ問題を3通りの方法で解決している。ワンリキーは素早さを筋力と耐久に替え、サワムラーとエビワラーはそれぞれひとつの要素に特化し、マンキーはその中で速くて脆い枠だ。とはいえ、旅の半ばまでの実際の役割が、別の何かへ進むための踏み台だったことには変わりない。レベル28はすぐに来るし、この種はそこに留まるようには設計されていない。