レジドラゴ徹底解説
宝石になったドラゴン
デザインの中心にあるのは、結晶質の姿に閉じ込められたドラゴンの頭部だ。胴体の大きな球体は、アジアの伝承に登場するドラゴンが抱える真珠やエネルギーの玉を思わせる。顔の点はレジ系のパズルで使われる点字にもつながっており、見た目と、これらのポケモンを見つけ出す方法を結びつけている。巨人たちが、元素の力と結びついた古代の造形物だという考えにも合う。
英語名と日本語名のレジドラゴは、同じ構造を保っている。「Regi」はラテン語で王や王権に関係する「regis」に由来し、「drago」はドラゴンを示す。これは進化形を表す名前ではなく、レジギガスのように、レジ系の一族の中での位置づけを示すラベルとして機能している。
レジエレキとの対比
レジドラゴは『ポケットモンスター ソード・シールド』の追加コンテンツで、レジエレキとともに登場した。2匹は神殿の同じ場所に配置され、どちらか一方を選ばなければならない。この対比は意図的なものだ。レジエレキがすばやさに価値を集めているのに対し、レジドラゴはHP200という大きな余裕を優先している。ただし防御性能は低いため、そのHPだけで壁になれるわけではない。
この関係は種族値の配分にも表れている。レジドラゴのHPとすばやさはレジエレキの配分を反転させたようになっており、同じ組み合わせの中でまったく異なる2つの極端な性能を生んでいる。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でもレジドラゴの姿は変わらず、覚える技には調整が入った。以前の段階でのLaser Focusにあたる技はきあいだめに置き換わったが、ドラゴンエナジーは特徴的な技として残っている。
ドラゴンエナジーの威力を保つには
実戦でのルールは簡単だ。理由もなくHPを削らないこと。頻繁な交代、設置技、その他の残りHPへのダメージは、レジドラゴの莫大なHPを活かせる技、つまりドラゴンエナジーの威力を落としてしまう。そのため、設置技を解除してくれる味方や、みず、ほのお、くさ、でんきタイプのポケモンの前に出してくれる味方との相性がいい。
相手がフェアリータイプへの回答をまだ残していないなら、りゅうのまいが役立つ。フェアリーが複数残っている場合は、テラスタルをその弱点の補完に使うか、はがねタイプに対してだいちのちからを使うのがよい。レジドラゴのHPが削られているなら、りゅうせいぐんのほうが安定する。HPを満タン近くに保つ必要がそれほどないからだ。ただし、とくこうダウンによって、その後の撃ち合いは制限される。
2つの選択を迫る像
神殿での選択には、対戦以外にも実際的な影響がある。同じプレイデータで、通常の方法によりレジドラゴとレジエレキを両方そろえることはできない。この仕組みが、2匹が同じ場所から選ばれることや、レジ系に従来の進化系統が存在しないことを説明している。また、結晶化したドラゴンエネルギーと、相棒の電気機構というテーマ上の分離も強調している。
ポケモン図鑑は、その体の正体をはっきりとは定めていない。古代のドラゴンが化石化したもの、固体化したエネルギー、レジギガスが作った造形物として読むことができる。どの解釈も完全には確認されていないが、図鑑の記録が繰り返し示しているのは、全身が結晶化したドラゴンエネルギーでできていること、そしてその力が普通のドラゴンよりはるかに広い源から来ていることだ。