ミカルゲ徹底解説
魂でできた牢獄
ミカルゲのコンセプトは、場所に縛られ、石を背負わされた霊から始まっている。そこから離れられず、結びついた場所に残り続ける幽霊という伝承に合っているが、デザインには同じ牢獄を共有する多数の魂が加えられている。要石の裂け目は顔であると同時に封印として機能する。顔の周囲を囲む光は数珠を思わせ、108という数字を取り巻く霊的な象徴とも自然に結びついている。
英語名はspiritとtomb、「霊」と「墓」を組み合わせたものだ。日本語名のミカルゲは、花崗岩や軽石に関係する日本語の語と結びついている。鉱物への言及は、それを封じ込める石だけでなく、輪郭の不規則な質感にも表れている。
弱点のなかった相手からフェアリータイプの標的へ
ミカルゲは第四世代で初登場し、初期の登場時には通常の条件下でタイプによる弱点がなかった。フェアリータイプの登場によってその状況は変わり、直接的な対抗手段を持つ相手が生まれた。この変化でその防御面の価値は下がったが、ノーマル、かくとう、エスパーへの無効は今でも役に立つ。
旧世代ではおいうちを使えたため、特にゴーストやエスパーのポケモンなど、交代しようとする相手を罰する手段になった。現在のゲームではこの役割は使える技の中に含まれていないため、狩り役としての仕事はふいうち、イカサマ、そして読み合いにより大きく依存する。相手が交代するときにかかる圧力を失ったことは、長期戦でかなり響く。
遅いターンを活かす方法
素早さ35では、素早いアタッカーとして使う気にはなれない。ミカルゲは、無効によってダメージを受けない技、特にノーマル、かくとう、エスパータイプの攻撃に合わせて繰り出すべきだ。そこから物理アタッカーにはおにび、状態技に依存する耐久型にはちょうはつ、相手に即座の回答がなければめいそうを使える。
わるだくみは方針を変え、92の特攻をより深刻な脅威にする。あくのはどうは安定したダメージを出し、シャドーボールはもうひとつの主要タイプをカバーする。ねむるとねごとなら、より耐久寄りの型にできるが、眠っているターンを受け入れなければならず、補助技を入れる余地も減る。のろいは相手を消耗させるのに使えるが、ただでさえHPが50しかない種族にとって、HPを削る代償は扱いづらい。
プレッシャーは消耗戦の計画と相性がいい。まもる、みがわり、状態技で相手にリソースを使わせられるが、設置技や威力の高い攻撃を受けると、動ける余裕は大きく縮まる。相手のチームがみがわりや壁を多用するなら、すりぬけのほうが好ましい。
違いを生む似た者同士
ヤミラミはゴーストとあくの組み合わせを共有し、無効やサポートを活かして価値を出す点も共通している。ミカルゲは防御と特防が高いが、回復がそれほど手軽ではなく、素早さも非常に低い。ムウマージはより直接的な特殊圧力と高い機動力を持つ一方、同じようには攻撃を受けきれない。
ヨノワールと比べると、ミカルゲは攻撃と特攻に能力が分かれており、攻撃面の配分がより均等だ。どちらも回復の問題を完全には解決できず、チームがフィールド上の設置技を解除してくれると助かる。違いは、ミカルゲがあくタイプを活かしてあくのはどうとイカサマで脅かせるのに対し、ヨノワールは技構成をゴーストタイプと防御サポートにより寄せている点にある。