ヒトデマン徹底解説
ヒトデマンの「マン」
日本語名のヒトデマンは、ほとんどそのままの言葉遊びだ。ヒトデに「マン」を足しただけで、それ以上の仕掛けはない。その語尾と、胸の宝石が点滅する演出が重なったことで、このポケモンはずっとウルトラマンや特撮全般への目配せとして読まれてきた。ヒーローの胸の光が、残りエネルギーを知らせる構図だ。英語名とスペイン語名は同じStaryuで、starに意味を持たない語尾を組み合わせている。
元になった動物は棘皮動物で、デザインも要点を押さえている。5本の放射状の対称性、角ばった表皮、関節のある部分がなく、顔もない。公式設定では、そんな形のものがどう動くかをサイコパワーで説明している。それが、進化後には加わるのに本人にはない2つ目のタイプの由来でもある。
第2世代が変えたもの
第1世代では「とくしゅ」が1つの数値で、ヒトデマンは70だった。第2世代でそれが2つに分かれると、とくこう70ととくぼう55になった。攻撃側の半分はそのまま残った一方、もっと必要だった側では15ポイント失っている。HP30なので、防御の1ポイントが通常の2倍重いからだ。特性が追加されたのはその後で、アナライズが隠れ特性として登場したのは第5世代からだ。
上を向いた技構成
覚える技のほとんどは光や空に関係していて、水に関するものは少ない。8レベルのあやしいひかりはゴーストタイプで、浜辺のポケモンにしてはかなり意外だ。20レベルのスピードスター。32レベルのひかりのかべ。36レベルのパワージェムは、タイプはいわで、ヒトデマンの場合は文字どおり核を相手に撃ち出している。52レベルのコスモパワー。わざマシンではフラッシュとラスターカノンも加えられる。みずタイプでここまで自分の元素ではないものに寄った技構成を持つポケモンは多くない。天体を前面に出した種族でも、ルナトーンはじめんとエスパーで、海岸にはまったく近づかない。
配分の後半
進化後の数値を見ると、この図鑑が主に通過点として存在している理由がわかる。素早さは85から115へ、とくこうは70から100へ上がり、合計は340から520になる。一気にほぼ200ポイント増える。ここにはそのどれもない。その代わり、捕まえやすい段階と225の捕獲率、野生個体が換金アイテムを持っていることがあり、海沿いの道では遭遇のたびに少し得をする。
アニメでは、カスミのヒトデマンが何シーズンものあいだジム戦で頼れる控えを務めた。その役割にもよく合っている。出て、耐えて、引っ込む。口がないから、その判断に文句も言わない。