コロモリ徹底解説
ハート形の鼻を持つコウモリ
デザインの出発点は白い毛のコウモリで、丸みを帯びた体と明るい毛並みが主な特徴になっている。さらに、ハート形の鼻を持つコウモリの要素も取り入れている。顔から突き出た鼻にはハート形の模様があり、超音波を発する器官でもある。目を覆う毛は、コウモリは視力が悪い、あるいは目が見えないという俗説を思わせる。1本だけの牙が、小さくまだ幼い動物らしさを強めている。
英語名は「bat」に、「woo」に関係する語頭部分を組み合わせたものだが、羊毛のような見た目とのつながりも指摘されている。日本語名のコロモリ—コロモリ—には、kōmori(こうもり)という「コウモリ」を意味する言葉がはっきり残されており、「心」を意味するkokoroや、丸いものが転がる様子を表す擬音語「ころころ」が含まれている可能性もある。鼻の形を考えると、どの解釈もデザインにうまく合っている。
壁に残る跡
図鑑説明は、具体的な行動を種族の象徴へと変えている。コロモリは眠るとき、鼻を使って洞窟の壁に張りつき、ハートに見える模様を残す。それは単なる飾りではなく、すみかを見つける手がかりになり、その跡に幸運が結びつく理由にもなっている。食性も明確で、木の実や大きな獲物に頼るのではなく、飛び回りながらむしポケモンを探す。
この点では、目が見えるように描かれず、なかよし度で進化する別の洞窟のコウモリ、ズバットに近い。違いは方向性にあり、ズバットがどくと直接攻撃を軸にするのに対して、コロモリは音とエスパー・ひこうの力をアイデンティティの中心に置いている。オンバットも音波と関係するが、こちらは大きな耳を持つコウモリに近いデザインになっている。
系統を保った変化
コロモリは第五世代に生まれ、その後の世代でもタイプの組み合わせを保っている。第七世代では種族値が引き上げられ、まだ進化前だった種族としては目立つ変更を受けた。進化条件は変わらず、いしや道具、場所の条件ではなく、なかよし度に依存してココロモリへ進化する。
進化には、きずなによる成長という同じ考え方が残されている。なかよし度160以上でレベルアップするため、早く進化させたいなら手持ちに入れ、ひんしを避け、冒険中も気にかけるとよい。進化するとココロモリはより高い種族値と大幅に高いすばやさを得る一方、コロモリは序盤の戦闘に用途が限られる中間段階として残る。
進化前に活かす方法
ストーリーでは、素早い特殊アタッカーとして使うのが最も向いている。ねんりきが最初の戦闘を支え、レベル15でエアカッターを覚え、レベル40でサイコキネシスを習得する。めいそうでとくこうととくぼうを上げられるが、準備中に受ける攻撃を自然な耐久だけで耐えるのは難しい。
てんねんは、能力を上げてくる相手と戦うときに扱いやすい選択肢になる。たんじゅんは受ける能力変化を2倍にするため、めいそうと組み合わせるには計画性が必要だが、コロモリのとくこうは低く、十分なダメージを出すまでに何ターンもかかる。バトンタッチ、ちょうはつ、でんじは、みがわりを使えば、攻撃だけでは足りない場面でも役割を持てる。
最大の問題は、多くの相手に攻撃を耐えられたり、ばつぐんの一撃で倒されたりすることだ。いわ・こおり・でんき・ゴースト・あくタイプには、相手やポケモンを交代させられやすい。旅の戦闘では、すばやさ72と、早い段階から2つのタイプの技を使える点が、しばらくのあいだ低い耐久を補ってくれる。