ポケモン図鑑に戻る
ヤドンの公式イラスト

#0079

ヤドン

Gen I

まぬけポケモン

みずエスパー

図鑑データ・X

いつも ボーッとしていて なにを かんがえているか わからない。 しっぽで エサを つるのが とくい。

高さ
1.2 m
重さ
36 kg
基礎経験値
63
経験値タイプ
普通
捕まえやすさ

190/255簡単

なつき度

70/255

種族値

HP90こうげき65ぼうぎょ65すばやさ15とくぼう40とくこう40
HP★
90
こうげき
65
ぼうぎょ
65
すばやさ
15
とくぼう
40
とくこう
40

合計 315

普通

獲得努力値 +1 HP

実数値の範囲 (個体値 0–31・努力値 0–252・性格補正込み)

最小最大
HP150197
こうげき63128
ぼうぎょ63128
すばやさ1873
とくぼう40101
とくこう40101
合計374728

ヤドンとは

『赤・緑』が登場した1996年、カントーのポケモン図鑑には水辺の生き物が必要だった。その役目を引き受けたのが、1.2メートル、36キロのピンク色の生き物、No.079だ。1日中、水辺に座って尻尾を水の中に入れている。公式の分類もまぬけポケモンで、何ひとつごまかしていない。

デザインはカバとオオサンショウウオを掛け合わせたものだ。幅広くて丸い鼻先、4本の短い脚の先に1本ずつ生えた白い爪、最後まで焦点の合わない目。仕事をするのは尻尾だ。魚を引き寄せる甘い物質を出し、釣り餌として機能する。図鑑の説明は、こうして魚を釣る話のすぐあとに、何をしていたのか忘れてしまい、水辺で何日もごろごろしている話を続ける。尻尾に何かが噛みついても、丸1日は気づかない。尻尾は頻繁に失う。痛みがなく、すぐに生えてくるので、本人はまったく気にしていない。

あくびをめぐっては迷信まで生まれている。雨を呼ぶと信じられ、ほとんど神として扱われる地方もある。一方、アローラでは乾燥させて塩水で煮た尻尾を食べる。

『金・銀』で新たな進化先が加わり、進化の系統が2つに分かれた。片方はヤドラン、もう片方はヤドキングだ。

バトル分析

×2

弱点

でんきくさむしゴーストあく
×½

耐性

ほのおみずこおりかくとうエスパーはがね

ヤドン徹底解説

尻尾で釣りをするカバ

デザインの主なモチーフはカバとオオサンショウウオの組み合わせで、水中での暮らしと貝との関係から、ラッコも第3の読みとして入っている。尻尾が取れて、また生えてくるという設定も創作ではない。自切と再生はトカゲやサンショウウオに実際に見られる現象で、ここでは本人が気づかないほど極端に描かれている。

英語名はそのまま slowpoke。ゆっくり進む人を指すアメリカ英語の口語表現だ。日本語名のほうがよくできている。ヤドン は、ヤドカリの「宿借り」、寄生生物を背負う宿主の「宿主」、そして鈍い・不器用という意味の「鈍」を組み合わせた名前だ。また、日本語でヤドランを指す ヤドラン を切り取った名前とも読める。どの経路で考えても、日本語名は、いずれ尻尾に噛みつくシェルダーの存在を、そのシェルダーが登場する前から知らせている。

1996年から動いていない素早さ15

ステータスの配分は『赤・緑』から変わっていない。変わったのは、第2世代で図鑑全体に適用された「とくしゅ」の分割だけだ。ヤドンの場合は、当時の40が同じ40の2つに分かれただけで、得も損もしていない。実際に対戦へ連れていく理由が生まれるのは、さいせいりょくが登場する第5世代まで待つことになる。

第1世代には忘れられがちな細部もある。『赤・青』では、進化するとメニューのアイコンが変わる例が3つしかなく、その1つがヤドンだった。コイキングとサイホーンも同じだ。また、倒したときに得られる努力値の配分が、2つの進化先どうしで異なる唯一のポケモンでもある。

尻尾という商品

これほど上に産業まで成り立っている種は少ない。アローラでは尻尾を乾燥させ、塩水で煮て家庭料理にする。ガラルでは燻製にして、カレーの材料として包装販売している。ジョウトではさらにきな臭い。アサギの灯台の近くにあるヤドンの井戸では、ロケット団が尻尾を切り取り、高値で闇市場に売っていた。尻尾には栄養価がないにもかかわらずだ。痛みもなく生えてくることが、まさにこの商売を可能にしている。図鑑はその事実を、どんな教訓よりも居心地の悪い無関心さで語っている。

ガラルに渡ってタイプを失う

ガラルのすがたは、シリーズ全体でも唯一の例だ。地域のすがたになって、別のタイプを得ることなくタイプを1つ失った唯一のポケモンである。みずがなくなってエスパー単タイプになり、残りの配分はそのまま。素早さ15も変わらない。分岐進化を持つ地域のすがたも唯一で、そのガラルの2つの進化先は互いにどちらもどく・エスパーだが、元のすがたとは共有していない。

設定上の理由は食生活にある。ガラルのヤドンはガラナツの実を食べるため、尻尾の味は甘くなく辛い。その同じ実を編んだものが、2つの進化をそれぞれ引き起こすガラナツブレスとガラナツリースになる。2つのすがたの技の違いはわずかだ。ガラルのすがたはレベル6でようかいえきを覚えるが、カントーのすがたが覚えるのはみずでっぽう。それ以外はほとんど変わらない。

ポケカのカード

全43枚中18枚を表示中。

0%